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公開初日に高槻のロコナインシネマで見てきました。
夫婦で映画を見に行くと、たいていハズレでしたが、まあまあマシな方でした。
映像は確かに効果的にCG使ってあって見ごたえがあり、すばらしかったけど、この頃、こういうすばらしい映像というのは見飽きているので、正直、何がどうあっても少々のことでは驚かない。
映像美という意味で、もうちょっと違う色とか、美しさを見たいなと思うのは私だけではないと思うんですけど。 もうちょっと地球の美しさを感じるような映像も欲しかったなと。
ストーリーは単純というか、わかるというか、意外性という意味ではう=んって感じで、安心して見れるのだけど、もうひとひねり欲しいというか、主人公の死んだ夫の連れ子がとっても反抗的で程度の話では、
そそられるものはない。 あの主人公の女性がいい人過ぎて人物像に深みがない。 借金に追われて子供育てて、結構大変な人生を送っていたとか、そういう方がいいけどなぁ。
もう人類は滅亡するなと感じて、電話かけて泣いているところに女性がやってきて「携帯ですか?かしてください」というところとか、
軍人が死ぬのを覚悟する感じとか、細かい演出はとってもよかった。
これを見て日本人はあまり感動はできないかもしれない。
映画に厳しい高槻市の人は、終わったエンドロールが始まったとたんに立っていたし。
これはキリスト教を知っている人には、結構堪える映画だと思う。
ノアの方舟くらいはわかるけど、黙示録の現代版だなと見ていて思った。 黙示録のラッパ吹きのように段階的に人類は滅亡させられる。
そんなことがあるとしたら、こんな風になるじゃないですか?
というような映画で、そういう知識が少しでもあるととっても怖い映画だと思う。
その昔、私はポルトガルを旅行し、あのファティマに行ったことがある。 全世界から今も奇跡を求める人が祈りに訪れる場所なのであるが、なんでもない場所なんであるけど、周囲に立ちこめる迫力というのは、今も忘れられない感覚の一つである。
キリスト教ってすごいな。というか、そういう迫力がある場所であった。ファティマに行ったことは本当に感謝していることの一つである。
その経験がきっかけで、聖書を読んだことがあったので、私は若干おもしろく見れたんだけど。 もうちょっとそういう演出あってもよかったかもしれないと思うけど。 あえて宗教どうのこうのはなかったので、
それも意図かなと思うけど。
それにしても…。
地球温暖化。人類は変われる! それはすばらしいメッセージなんだけど、こうアメリカが壊滅的な状況になってくると辛いわ。
温暖化政策なんかより、戦争止めてとりあえず産業作ろうよアメリカって感じ。映画産業で雇用を作る努力をするとかさ。
ファティマの軌跡で検索していたらおもしろいものを見つけてしまいました。 これは読みごたえがあります。
正月に読みましょう!